マイナス1歳からの予防歯科

  • ホーム
  • マイナス1歳からの予防歯科

お母さんのお腹の中で歯はつくられます

お母さんのお腹の中で歯はつくられます

赤ちゃんの歯が生えてくるのは生まれた後ですが、実はお母さんのお腹の中にいるころには、もう歯の芽ができはじめています。すでに妊娠7週目ころにつくられはじめており、生まれるときには歯ぐきの中に乳歯がしっかりと形成され、永久歯の芽も存在している状態になります。

逆にいえば、生まれる前から虫歯や歯周病のリスクがあるということでもあるのです。こちらでは八王子駅南口の歯医者、フェリシテ歯科クリニックが、「マイナス1歳」からの予防歯科についてご紹介します。お母さんは生まれてくる赤ちゃんのために、できることをしてあげましょう。

よい歯をつくる食べ物

赤ちゃんの歯を丈夫に育てるためには、さまざまな食べ物をバランスよく食べることが大切です。こちらでは、健康な歯を育てるために必要となる食べ物をご紹介します。

部位 望ましい食べ物
歯の土台 【肉・魚・大豆製品】
良質なたんぱく質が必要です。
エナメル質 【うなぎ・レバー・卵・にんじん・ほうれんそう】
ビタミンAを多く含んだ食事をとりましょう。
象牙質 【パセリ・ピーマン・キャベツ・くだもの】
象牙質の形成にはビタミンCの摂取が重要です。
カルシウムの代謝・
石灰質の調整
【レバー・しらす干し・いわし】
ビタミンDをバランスよくとりましょう
カルシウム・リン・石灰質 【牛乳・小魚・海草・卵黄】
歯の石灰質の直接的な栄養素になるものが必要です。

妊娠中の食事は、お腹の中の赤ちゃんはもちろん、お母さん自身のためにも大切なものです。意識して、バランスのよい食事をとるよう心がけましょう。

妊娠中のお口のケアが重要です

妊娠中のお口のケアが重要です

女性は妊娠すると、つわりがはじまったり、ホルモンバランスに変化が起きたりします。そのために、お口の中の環境が悪化し、虫歯歯周病になりやすくなってしまうのです。以下で、妊娠中に起こる変化を確認してみましょう。

つわりの開始 つわりがはじまると、決まった時間に食事をすることが難しくなり、少しずつ何かを食べ続けるような状態になります。また歯ブラシを口に入れることも辛くなり、歯みがきの回数が減るなど、お口の中に汚れが残りやすくなります。
ホルモンバランスの変化 妊娠すると、女性ホルモンの分泌量が増加します。女性ホルモンには歯周病菌の増殖を促進させる性質があり、歯周病のリスクを高めてしまいます。
だ液量の減少 妊娠すると、だ液の分泌量が低下する傾向があります。だ液によるお口の自浄作用が期待できなくなるため、虫歯や歯周病になりやすくなります。
免疫力の低下 免疫力や抵抗力が低下し、お口の中の細菌が増殖しやすくなります。

このようなことから、妊娠中はふだんよりもしっかりとケアを行うことが大切になります。歯みがきが難しいときには、口をゆすいだり、お茶を飲んだりするなど、意識してみましょう。

~妊娠性歯周炎にご注意ください~

~妊娠性歯周炎にご注意ください~

妊娠中の歯周病を「妊娠性歯周炎」とよびます。妊娠性歯周炎は、お母さんの歯ぐきをむしばんでいくだけでなく、実はお腹の中の赤ちゃんにも悪影響を与えることがわかっており、注意が必要です。

実は歯周病菌は、血管を通して子宮の筋肉に影響を与え、陣痛に似た収縮を引き起こしてしまいます。そのため、早産や低体重児出産の確率を高めてしまうのです。

早産・低体重児出産は、高齢出産や飲酒などによっても起こりますが、妊娠性歯周炎によるリスクは、それらよりはるかに高いというデータも示されています。大切な赤ちゃんの健康のために、早めに適切な治療を受けましょう。

診療を受けるタイミング

診療を受けるタイミング

「妊娠中に歯科診療を受けてもいいの?」と思われる方もいるかもしれません。その答えは「Yes」。むしろ妊娠中こそ歯科診療を受けるのが望ましいのです。ただし、受診には適切なタイミングがあります。こちらではその時期についてご紹介します。

妊娠初期
(4ヶ月ころまで)
妊娠中期
(5~8ヶ月ころ)
妊娠後期
(8ヶ月以降)
つわりもあり、切迫流産の危険性もある時期です。急を要する症状がある場合を除き、安定期に入るのを待ちましょう。 安定期に入り、つわりもおちつくころ。治療に適した時期です。とくに自覚症状がなくても、この時期には一度検診を受けたほうがいいでしょう。 お腹が大きくなり、横たわるのが辛くなる方もいます。いつ陣痛が起きてもおかしくない時期になるためできれば治療は避け、産後に受けるようにしましょう。

患者さん目線の「安心・安全」治療 フェリシテ歯科クリニックへのご予約はこちらから