根管治療

歯を残すための根管治療

歯を残すための根管治療

虫歯が重度に悪化すると、歯の中にある神経が死んでしまいます。ここまで虫歯が進行してしまうと、従来は抜かなくてはなりませんでした。しかし、歯は1本でも失うとお口の中のバランスが崩れ、さまざまな悪影響を招いてしまいます。そこで近年では、歯を抜かずに治療する方法――「根管(こんかん)治療」が行われるようになりました。

八王子駅南口の歯医者、フェリシテ歯科クリニックでは、根管治療に対応しています。重度の虫歯でもあきらめず、一度当院までご相談ください。

根管治療の目的

根管治療の目的

根管治療とは、歯の中をとおる「根管(こんかん)」という細い管の中から、虫歯で溶けてしまった歯、死んでしまった神経や血管などをすべて取り除き、内部をきれいに洗浄・消毒して、最後に樹脂などの薬剤を充填する治療です。このいわば「基礎工事」は、後に元どおりに咬める様にするためにとても大事なステップです。

根管治療の目的

たとえば家を建てるとき、いくら建物が立派でも基礎工事がいいかげんであれば、すぐに倒れてしまうでしょう。根管治療もそれと同じで、上部の人工歯を長期的にしっかり使えるようにするための大事な「基礎工事」なのです。

根管治療の目的

根管はとても複雑な構造になっているため、知識と経験が要求される難易度の高い治療です。雑な治療では内部に細菌が残り、虫歯が再発してしまうというケースも起こりえます。当院では豊富な経験を元に、確実な根管治療をご提供しますので、安心してご相談ください。

根拠に基づいた安心安全の治療を行います

根拠に基づいた安心安全の治療を行います

当院では根管治療にかぎらず、必ずエビデンス(根拠)に基づく治療を行っています。それが、確実な結果を得るための重要なポイントになると考えるからです。(Muliyar et. al. Microleakage in endodontics. J Int Oral Health. 2014;6(6):99-104, Gillen et. al. Impact of the quality of coronal restoration versus the quality of root canal fillings on success of root canal treatment: a systematic review and meta-analysis, J Endod. 2011;37(7):895-902)

たとえば「MI(ミニマルインターベンション)」の考えを元に、必要以上に根管を広げないよう配慮しています。さらに、エビデンスに基づき、浸透性の高い薬剤(樹脂)を採用しています。このような一つひとつの過程をていねいに積み重ねて、患者さんにご安心いただける治療をご提供しています。

治療の中断はたいへん危険です

治療の中断はたいへん危険です

根管治療は、高い精度が求められる難易度の高い治療です。そのため時間をかけ、ていねいに進めていく必要があり、どうしても通院回数が増えてしまいます。そしてそれを理由に、中には治療を中断されてしまう患者さんがおられます。

しかし、治療はエビデンスに基づいた治療計画に沿って進められるものです。途中でやめてしまっては、いままでの通院の意味がなくなるだけでなく、さらなる症状の悪化を招くことにもなります。「痛くなくなった」「仮歯で咬めるようになった」などという状況は、結果ではなく過程でしかありません。ご自分のために、医師が「終了」というまできちんと通院を続けましょう。

根管治療が終わったらメインテナンスで歯の健康を維持しましょう